YUICHI TOYAMA.

岡山眼鏡店10周年別注モデル

別注モデル一覧

U-171 BER 05 10TH

¥55,000 (TAX IN)

ブリッジを中心にサイドにかけて上下にカッティングを取り入れた、重厚感を感じられながらも正面からはすっきりとした印象のU-171BER。10年前のUSH時代のラミネートカラーを彷彿とさせる、表がブラック、裏はクリア感のあるデミカラーをセレクト。存在感と高級感を合わせ持つ、異色ながら〝らしさ〟を感じられる記念すべき一本となりました。

10 Questions デザイナーへ10の質問

10 Questions

外山雄一氏 Designer

岡山眼鏡店の印象は?

岡山眼鏡店は、オーナーご夫妻の関係性がそのままお店にリンクしているような、居心地の良い空間だと思います。初めてお会いしたのは開業前のことですが、当時、最初に電話をかけたとき、「怖い人じゃなければいいな」と少し緊張したのを昨日のことのように覚えています(笑)。開業時にお声かけいただいたときは本当に嬉しく、当時から今まで、なにかリクエストをいただけるなら応えたいという気持ちで取り組んでいます。仕事というより、関係性の中で自然に続けているような感覚です。これからもこのような関係性が続くことを願っています。

また、イベントなどを通じて、人と人との信頼関係や絆を築かれているのを強く感じます。それは私たちとの関係だけでなく、お客様との関係にも表れています。単なるトレンドを追うだけでなく、お客様の生活の一部として岡山眼鏡店が存在していることを感じる、とても素晴らしいお店です。

ブランドを始めたきっかけは?

眼鏡に興味を持ったきっかけは、単純に「眼鏡ってかっこいいな」って思ったことですね。当時は、サングラス以外の眼鏡ってどちらかというとネガティブな要素が強かったような気がします。でも、黒縁セルのウェリントンをかけてるJames Deanを雑誌で見た時に、かっこいいと思いました。alain mikliのメガネを初めて見た時は衝撃を受け、その後GIORGIO ARMANIの知的な雰囲気に憧れました。掛けることでキャラクターが変わるというのを、自分でも体現したくなりました。

「ダテメガネではなく目が悪いから掛ける」という納得感を持って掛けたいと思っていたので、中学2年生のときは、目が悪くなりたいと思っていました。最初のメガネを購入したのは中学3年の夏季講習のころで、近くのおしゃれな雑貨屋でサーモントフレームを手に入れたのが始まりです。当時はソニアリキエルが流行っていて、自分でフレームに穴をあけてカスタムするなど、色々試していました。その後、専門学校でプロダクトデザインを学びましたが、ものづくり以上にファッションが好きだと気づき、メガネ業界への就職を目指しました。実際、就職活動では自らメガネ関連の会社に電話をかけたほどです。

デザインやテーマの発想源は?

メガネをデザインする際には、常に「意味のあるデザインであること」「美しい道具であること」を追求しています。始めてからずっと心掛けていることで、そうありたいと思っていることでもあります。

また、無意味な装飾ではなく、ストーリーや背景を持ったデザインを心がけています。例えば、ダブルダッチにすることで何が変わり、どんなメリットがあるのか?といったことです。自分が納得できないものは、自分のデザインだと胸を張って言えないと強く思うので、ずっと変わらずにそういう風にやってきたつもりです。

影響を受けた作品は?

デザイナーやアーティスト、ミュージシャンなどクリエイティブなものに触れて、本人にしか分からないことを勝手に想像したり、どう解釈するか考えて、自分のフィルターを通して感じ取ったりしています。

デザインとしてではなく影響を受けたというなら、Andy Warholの「Think rich, look poor. ―考えることは豊かであるけれども、見た目は貧乏でいい」という言葉はデザイナーとしての考え方として好きです。自分の中にあるものを自分で編集してアートに変えるという現代アートの考え方に衝撃を受けたという意味で、彼を知ってからものの見方が変わった部分はあると感じています。

大変な時はどんなとき?

やりたいことがたくさんある中で、できることを絞り込まなければならないときです。「今やりたいこと」を我慢するのは苦手な性分です。

これからの展望は?

自分を含むアトリエサンクのスタッフが一人でも多く『意味のある出会い』を実現できる、そんな会社やブランドを目指して展開していきたいと思っています。

尊敬する人や目標とする人は?

特に指標としている人物はいませんが、世の中には素敵な生き方をされている方がたくさんいらっしゃると感じています。私は「隣の芝生が青く見える」タイプなので(笑)、いろいろな人から刺激を受けています。

モチベーションの上げかたは?

好きな人や音楽、アート、食に触れるようにします。

マイルール

自分たちに関わる人や身の回りにある物を大切にすること。そして、自分たちのために何かをしてくれた人や出来事に感謝することを心がけています。

お客様に伝えたいことは?

YUICHI TOYAMA.の眼鏡やビジュアル、旗艦店を見ていただいて、「買って良かった」「使って良かった」と感じる『何か』を見つけて貰えたら嬉しいです!

デザイナー、外山雄一氏によって2009年に設立されたブランド(USH)に始まり、’17年春夏コレクションよりYUICHI TOYAMA.としてさらに進化されました。ブランドポリシーは、「伝統的な技術と革新的なデザイン」外山が自身に課した5つのルーティン(見る、考える、描く、作る、壊す)を根幹にデザインをしたフレームは、独創的でありながら、ユーザーの日常に寄り添うプロダクトとして国内外にて高い評価を得ています。

Concept 「 Neutral 」無垢なデザインと構造美。シンプルでありながらも、独自の存在感を併せ持ちトレンドに左右されること無く、個性を引き出すアイウェア。Philosophy 「 Tradition&Innovation 」日本の伝統的な職人技術と革新的なデザインで新たなメイドインジャパンを追求します。

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