KameManNen
岡山眼鏡店10周年別注モデル
KMN 9916 TSH 10TH
¥66,000 (TAX IN)
厚みを変化させた立体感が特徴のメタルクラウンパントKMN-9916は、ヨーロッパで再評価されるきっかけにもなったKameManNenを代表するモデルのひとつ。インラインにはないマット仕上げのインナーリムを加えたダブルリムを採用し、クセを抑えた控えめなアクセントに仕上がりました。熟練の職人による磨きが加えられたテンプルはグラデ―ションに変化するメタルの質感が高まり、全体をクールに引き締めます。
10 Questions デザイナーへ10の質問
10 Questions
土山博史氏 Designer
岡山眼鏡店の印象は?
名立たるアイウェアブランドを数多く取り扱われている印象が強いですね。現在の場所に移転された店舗は、入りやすい雰囲気で、見やすく、自分の好みの商品を選びやすい店内だなと最初に思ったのを覚えています。
ブランドを始めたきっかけは?
この業界を知事に紹介してもらったのがきっかけです。元々は工業デザインに携わっていました。
デザインやテーマの発想源は?
譲れない部分として、「丈夫で美しく、末永く愛用できる眼鏡を。」というのを常に念頭に置いてデザインするようにしています。周囲の意見を柔軟に取り入れ、良いものを作りたいと思っています。例えば国内だけでなく、よりグローバルに海外からの意見も大切にしています。
影響を受けた作品は?
ジオ・ポンティ氏ですね。カッシーナ社のスーパーレジェーラという椅子のポスターに感銘を受けました。1.7kgしかない椅子を、子供が小指で持ち上げる広告は当時話題になりましたが、あれはデザイナーが8年かけて、「集合住宅の為のコンパクトな椅子を」というリクエストに応えられたものなのです。軽量なため日常での使い勝手が良く、必要最小限にまとめられたフォルムです。
大変なときはどんなとき?
この仕事を始めたばかりの若い頃は、納得のいくデザインを生み出せないこともありました。ですが、運が良かったのか、そこまで苦しん記憶はありません。ですが、この仕事を始めたばかりの若い時はデザインができなくて苦しかったというのはありますね。今は周囲の期待が少しプレッシャーではあるかもしれません。周りの声を聞きながら、時代に合わせたものを作っていきたいです。
これからの展望は?
さらに多くの人に使っていただけるようなブランドでありたいです。100年後にもなくならない、そんなブランドにしていきたいと思っています。
尊敬する人や目標とする人は?
Domusという建築・デザイン誌を創刊したことでも知られる、インダストリアルデザイナーのジオ・ポンティ氏です。前述のスーパーレジェーラを生み出したデザイナーですね。工業製品(剛)に人の心(柔)を宿しているような設計思考に感銘を受け、影響を受けたといえるかもしれません。
モチベーション
国内外問わず、展示会はモチベーションを上げてくれますね。色々な方とお会いできて刺激にもなりますし、流行で消えていくようなデザインにはしたくないとも強く思わされます。
マイルール
デザインと機能性ももちろんそうなのですが、絶対にクオリティを落とさないことです。ここに関しては徹底しています。
お客様に伝えたいことは?
不満やニーズがあればぜひ教えて頂けると幸いです。様々な意見を反映させて、より良いものにしていきたいです。
丈夫で美しく、末永く愛用できる眼鏡を>1917年に福井市でメッキ工場「木村製作所」としてカメマンネンの歴史がスタート。戦後、眼鏡の産地として有名な鯖江に本拠地を構え、メガネ工場として発展し、自社ブランドとして生まれた「カメマンネン」。
丈夫で軽い耐久性の高いチタン素材を使用したメガネフレームの生産に世界初成功。シンプルで無駄のない美しさは、プロダクトとしての美しさを極限まで追求するために、パーツ同士のクリアランスからメッキの厚さにいたるまでコンマ数ミリの差まで徹底的にこだわっています。カメマンネンの眼鏡を「置いたとき」の佇まいはとても美しいです。