2022年6月、私ども岡山眼鏡店の新たなブランドとして「KameManNen」が登場です。
皆さま!こんにちは。岡山眼鏡店Blogでございます。いつも私どもブログをご覧くださり誠にありがとうございます。初めてご覧いただきました皆さまにはこれからもどうぞよろしくお願いいたします。
本日のブログは、日本製アイウェアとして国内外より高い評価を得る「KameManNen カメマンネン」より、KMN-77のご紹介です。私ども岡山眼鏡店の新たなブランドとして取扱いが始まりました。美しいデザインだけでなく、高い技術と確かな品質、長くご愛用いただけるアフターフォローとメンテナンスで定評のある同ブランド。ぜひ最後までごゆっくりご覧くださいませ。
KameManNen
KMN-77
『ラウンド+セル巻き+一山ブリッジ+セル手』という、正統派クラシックスタイルのお手本のような見事なシルエットのKameManNen KMN-77。いつかは掛けてみたい、持っていたい一本ではないでしょうか。そんなKMN-77は問題点をどうクリアするか、福井の眼鏡産業にどう貢献するか、クラシックスタイルを提案する上で欠かせないモデルの一つとしてラインナップに名を残しています。
クラシックスタイルのフレームに使用されているリム巻きモデルでは、リム自体がアセテートでできているため収縮する問題を避けることができません。この問題をどう解消したら良いかを考え、リムとヨロイの間に凹型の溝を作り、その部分にセルをはめ込み接着することにより、この問題を解消したいと考案されました。この取組みが評価されたためか、フランス・パリで開催のシルモ展において、シルモドールにノミネートされる評価となりました。
テンプルアセテート部分には芯張りという古い加工方法をあえて採用し、金属とアセテートの突合せ箇所に隙間ができないようにしています。残念ながらこの加工ができる工場は福井・鯖江では現在では1社のみ。どのセル巻き商品も収縮問題による隙間が起こらないよう完全に解消されているものはなく、現在ではセル巻き自体が市場で見ることは少なくなってしまいました。カメマンネンでも一時期はこのモデルを販売しない方針を取っていましたが、クラシックには必要な伝統的スタイルであり、また、国内でセル巻きを専門で加工できる工場も1社のみであることからも、これ以上生産数が減少してしまうと国内での加工が途絶えてしまうという思いから、2018年から販売を再開しています。
※上記のように完全に問題点が解決しているわけではありませんので、ご使用には注意が必要となります。急激な温度および湿度変化を避け、直射日光に当たるところには長時間放置しないようご注意ください。また、水洗いなどを行なわないようにし、超音波洗浄機での清掃はしないようにしてください。通常のご使用でも自然な経年変化が起こりますが、フレームの劣化や剥離などを助長させてしまう恐れがございますので、メガネ専用のフレームクリーナーなどのご使用をお勧めします。
ユニセックスタイプ。度なしレンズ、度あり(度付き)レンズ対応。ぜひ正統派クラシックスタイルをあなたの目でお確かめくださいませ。
BRAND : KameManNen
MODEL : KMN-77
SIZE : 40□25-138(Asian Saddle Bridge)
COLOR : AG
PRICE : ¥58,300(in tax)
made in Japan
在庫数などご質問は、ブランド名・モデル名などをご記入の上、
メールまたは電話にてお気軽にお問合せください。
(※写真では実際のカラーリングと異なって見えることがありますのでご注意ください。)
BRAND : KameManNen
MODEL : KMN-77
SIZE : 40□25-138(Asian Saddle Bridge)
COLOR : TS
PRICE : ¥58,300(in tax)
made in Japan
在庫数などご質問は、ブランド名・モデル名などをご記入の上、
メールまたは電話にてお気軽にお問合せください。
(※写真では実際のカラーリングと異なって見えることがありますのでご注意ください。)
KameManNen
2022年6月、私ども岡山眼鏡店の新ブランドとして、ファクトリーとして創業100年を超える、日本製アイウェアブランド「KameManNen カメマンネン」の取扱いが始まります。
KameManNenの歴史は古く、1917(大正6)年まで遡ります。同年、木村菊次郎が福井市で電気式鍍金加工工場「木村製作所」を創業。当時、福井市内で唯一の金属メッキ工場でした。1941(昭和16)年、「株式会社木村製作所」に社名を変更し、眼鏡枠製造をスタートします。1945(昭和20)年、終戦(戦後)頃から自社製品の製造を本格化し、自社製品の販売も開始。その自社製品には「カメマンネン」と命名。国内で初めて眼鏡に商品名(今で言うブランド名)を付け販売したと言われています。当時、現在のように品質の高い製品を生産することは難しく、「末なく愛用できる丈夫なフレームを作りたい」という創業者からの強い想いから、「鶴は千年、亀は万年」のことわざを商品名に引用したことが由来となっています。1946(昭和27)年、社名を福井光器株式会社に変更。1951(昭和26)年、商品名カメマンネンを商標登録し、自社製品販売に力を入れます。1981(昭和56)年には、世界初の純チタン製眼鏡フレームの製品化に成功。そして、2001(平成13)年、新素材ゴムメタルを使用した眼鏡枠の製造を開始します。さらに、2002(平成14)年には、金型直堀り加工導入。常に最先端の技術を取り入れてきましたが、眼鏡業界自体の低迷に伴い経営が悪化。残念ながら2010(平成22)年に事業継続を断念しました。しかし、社内の有志によって2008年に設立されていた「カメマンネン株式会社」によって、カメマンネンブランドの販売は受け継がれ、2013(平成25)年のパリ・シルモ展ではシルモドールにノミネートされるなど、国内外より高い評価を得ることになりました。
2018(平成30)年には東京・神楽坂にショールームを兼ねた旗艦店をオープン。ブランドイメージの確立とともに、販売後のアフターサービスやメンテナンスの強化にも努めています。
私ども岡山眼鏡店も先日お伺いしてきたところ。裏通りの閑静な場所ながら周辺は時代を感じる雰囲気の良い建物やお店があり、散策をしながらメガネ探訪をしてみても良いかもしれませんね。
ファクトリーとして創業から100年を超え、なおも創業者の想いを守り商品をつくり続けているカメマンネンの眼鏡は、現在では販売数の約9割を海外へ輸出するほど。国内外から高い評価を得ている福井・日本製のメガネブランドの一つとなっています。
ぜひ皆さまのメガネ選び、サングラス選びの一つとして、店頭にてご覧いただければ幸いです。皆さまのお越しを心よりお待ちいたしております。
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最後までお読みくださり誠にありがとうございました。
皆さまいかがでしたでしょうか?
ぜひこの機会にこれからのメガネ選び・サングラス選びのご参考にもしてみてくださいね。
当店はKameManNen / カメマンネン製品を安心して購入できる正規取扱店です。
度無しレンズの入れ替え・交換や度付きレンズ、遠近両用レンズなど累進レンズにも対応いたしております。
皆さまお気軽にお立ち寄りくださいませ。
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