AO…B&L…SHURON…Top of Three OLD AMERICAN COMPANY
2016.03.19 / COLLECTION FAIR コレクション フェア
こんにちは!岡山・奉還町《岡山眼鏡店》ブログでございます!!
昨日よりスタートいたしました、-1st Anniversary-第2弾『1930’s-1980’s VINTAGE FRAME COLLECTION』。
今回のブログはその中でも、特に著名なアメリカ3大メーカーと呼ばれるAmerican Optical、Bausch & Lomb、Shuronを、一部ではございますがフレームとともにご紹介したいと思います。
American Optical
American Optical(=AO)は、マサチューセッツ州サウスブリッジに1833年に設立されました、世界最古の現存するメガネメーカーです。
世界の眼鏡産業の歴史は、アメリカの眼鏡産業=アメリカンオプティカルから始まったと言っても過言ではありません。
宝石の貿易業をしていたウィリアム・ビーチャーが、一つの雑な作りの輸入メガネを見て、「私ならもっと良いものが作れるのに」とつぶやいた、その瞬間、AO社が誕生したのです。
1874年には世界初の縁なしメガネを発明、1891年には、アメリカ初の金張りフレームを製造し、近年に至るまで金張りフレームのトップメーカーとして君臨しました。
1930年には、周辺視野の改善と、サイドから見られたときに魅力的なメガネを作る目的で、ブリッジが上部に付けられた『Full-Vue/フルビュー』を発表。
『Full-Vue』はアメリカで特許を取得し、眼鏡業界に革命を起こしました。
さらに、1969年のアポロ11号による月面着陸の際には、アームストロング氏と乗組員たちはアメリカンオプティカル製サングラスを使用しました。
このサングラスは現在、首都ワシントンのスミソニアン博物館に永久展示されています。
アメリカンオプティカルのメガネデザインは流行に左右されることなく、時代を超えて愛され続けています。
MAKER : AMERICAN OPTICAL
MODEL : Dead Stock 1950’s
SIZE : 48□24
ETC. : 当時のAOロゴ入り純正ガラスクリアレンズ
made in U.S.A.
在庫数、遠方の方はお気軽に
電話またはメールにてお問合せください。
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MAKER : AMERICAN OPTICAL
MODEL : Dead Stock 1940’s -1950’s
SIZE : 42□18
ETC. : 当時のAOロゴ入り純正ガラスカラーレンズ
made in U.S.A.
在庫数、遠方の方はお気軽に
電話またはメールにてお問合せください。
Bausch & Lomb
『ボシュロム』はアメリカンドリームを手にした二人のファミリーネームからなる社名です。
ジョン・ジェイコブ・ボシュとヘンリー・ロム、ともにドイツ生まれの移民でした。
二人は別々に渡米、新天地アメリカで出会ったことが、ボシュロム約160年の歴史の始まりです。
J.J.ボシュはドイツに生まれ、スイスの眼鏡店で眼鏡技師として働いた後、1849年にアメリカに渡りました。
奇しくも同じ1849年、H.ロムもアメリカへ渡ります。
ニューヨーク州ロチェスターで二人は出会い、ドイツ移民同士ということで友人となった二人でしたが、人生を共にするビジネスパートナーになるまでにはまだ数年の歳月を要しました。
当時はまだアメリカ製の眼鏡がなく、全米を探しても顕微鏡が50台もなかった時代に、故郷ドイツから眼鏡、望遠鏡、オペラグラス、顕微鏡などのヨーロッパ最先端の光学機器を輸入し、ロチェスターのレイノルズ・アーケードに1853年、J.J.ボシュは小さな店を開きます。
しかし、3年たっても赤字を脱せず、ついにボシュの店は岐路を迎えることに…このとき、ビジネスの存続を助けてくれたのが友人のH.ロムでした。
窮地に立たされた友人であるボシュのため、ロムは60ドルという大金を投資します。
二人は握手を交わし、ビジネスが軌道に乗った際には、ロムをパートナーとして会社に迎え入れるという約束をします。
この約束が、二人の運命を決定づけるものとなりました。
それでも厳しい状況は変わらない中、たまたま道端で拾ったひとかれらのゴムが運命を変えました。
この硬質ゴムを高価なメガネフレームに代わる材料として着目します。
そしてついに、薄い硬質ゴムシートからフレームを打ち抜く手動パンチプレスを開発し、まったく新しいメガネフレームの生産に目星をつけました。
1863年、共同経営者としてロムを迎え入れ、正式にBausch & Lomb Optical Company(以下、ボシュロム)が設立されました。
ボシュロムの開発した硬質ゴム製フレームの眼鏡は、その使い勝手の良さから好評を博し、順調に売り上げを伸ばしました。
その後、顕微鏡などレンズ分野に力を注ぎ、1880年代には写真用レンズを製造。
また、優れた高品質な光学ガラスの製造にも成功し、双眼鏡や望遠鏡、測距機などに使われるようになりました。
さらに、測量用航空カメラレンズやパイロット用ゴーグル、眼科検査機器などの高性能な光学機器をも製造。
当時、世界は二度の大戦を経験することになろうとしていました。
先進の技術は歴史の流れに合わせて活躍の場を広げていきます。
B&L Ray-Ban U.S.A.
そんな中、1926年にボシュロムにより開発されたサングラスが…世界で最も有名なサングラスと呼ばれる『Ray-Ban/レイバン』なのです。
そして、一般に販売されるようになったのが1937年。
その後、長きに渡りボシュロムの人気ブランドとして、映画やファッションなど幅広い分野に大きな影響を与えることになりましたが、1990年代終わりにサングラス事業を売却し、現在はボシュロムブランドでも、made in U.S.A.でもないのが非常に残念でなりません。
今コレクションでもすでにShooter/シューターやWayfarer/ウェイファーラーは完売のためお見せできないのが残念です(泣)
現在ボシュロムは世界の総合アイケアカンパニーとして、コンタクトレンズや眼科用医薬品、手術機器などを中心に世界100か国以上で販売されており、創業者たちの想像をはるかに超え、未来へと発展し続けています。
MAKER : Bausch & Lomb
MODEL : Dead Stock 1960’s
SIZE : 46□20
made in U.S.A.
在庫数、遠方の方はお気軽に
電話またはメールにてお問合せください。
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MAKER : Bausch & Lomb
MODEL : Dead Stock 1960’s
SIZE : 46□22
made in U.S.A.
在庫数、遠方の方はお気軽に
電話またはメールにてお問合せください。
Shuron
Shuron/シュロン(もしくは、シューロン)は1865年、サウスカロライナ州グリーンビルで設立されたアメリカの老舗光学眼鏡メーカーです。
前述のAmerican Optical、Bausch & Lombとともに、アメリカの3大メガネメーカーのひとつです。
しかもいまもなお、アーカイブデザインをそのまま現行品として入手できる数少ないブランドでもあります。
第二次世界大戦中には約数百万本もの光学製品をアメリカ陸軍に供給していた実績も。
1960年代にシュロンが発表した『RONSIR』は、ケンタッキーの創設者であるカーネル・サンダースがこよなく愛したメガネの一つとしてもあまりにも有名なモデル。
発表後約10年で1500万本を売り上げ、アメリカの歴史上でも傑作とされるフレームでもあります…残念ながら今回のコレクションではご用意できませんでした(泣)
約150年以上、そのクラシックで普遍的なデザインはその時代の人々を魅了し、いまもなお愛され続けています。
MAKER : Shuron
MODEL : Dead Stock 1930’s
SIZE : 42□20
ETC : 当時タグ付き
made in U.S.A.
在庫数、遠方の方はお気軽に
電話またはメールにてお問合せください。
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MAKER : Shuron
MODEL : Vintage 1960’s
SIZE : 44□24
made in U.S.A.
在庫数、遠方の方はお気軽に
電話またはメールにてお問合せください。
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皆さまいかがでしたでしょうか?
かけがえのない“時”を超え、いまに伝えるものづくりがその時代にもありました。
“現在/いま”だからこそ感じ取れる一本のフレームからの“輝き”を、ぜひご体感くださいませ。
開催中 ~ 3.31(thu)
1930’s – 1980’s VINTAGE
FRAME COLLECTION
+ Charity
そして、今回のイベントでは(公財)日本盲導犬協会様へのチャリティーを兼ねて開催いたしております。
皆さまに少しでも盲導犬のことや視覚障害のことを知っていただく“きっかけ”になれば幸いです。
(公財)日本盲導犬協会:https://www.moudouken.net/
視覚障害者-Wikipedia:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A6%96%E8%A6%9A%E9%9A%9C%E5%AE%B3%E8%80%85
この機会にぜひ皆さまのお越しを心よりお待ちいたしております。
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